【中学生レベルの画力?!】打ち切り漫画レビュー「斬」

打ち切り漫画レビュー「斬」【画力が中学生レベル!】

みなさんこんにちは 漫画チャンネルのまんちゃん です。

ここで紹介する打ち切り漫画は週刊少年ジャンプにて連載されていた「斬」になります。

ネット各所で様々な取り上げ方をされているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?

今回レビューのために読んでみたのですが「うん、これはなかなかに…」と舌も唸る絶品の打ち切り漫画だったのでレビューしていきます。

作品情報

作者

杉田尚

連載誌

週刊少年ジャンプ
2006年に18週

あらすじ

冒頭

まずは1話目をご紹介します。

冒頭ではまず斬の世界観から説明されます。

現代日本での世界観で描かれる漫画かと思いきや、サラリーマンから芸能人、はたまた高校生までもが平然と腰に刀を携えているという、豊臣秀吉もご立腹の刀狩られない世界観なのです。

法律においても、両者合意の上での真剣勝負であれば人を斬っても罪にならないとのことです。

そんな世界観が語られたのち、登校中の主人公「村山斬」が登場します。

愛読書である週刊侍王を夢中で読みながら歩いていた斬は、正面から歩いてきた不良に気づかずぶつかってしまいます。

必死に謝罪する斬を無視して、激昂した不良は刀を抜き、真剣勝負が展開されます。

この程度で命のやりとりが開始されるとか恐ろしいですよね。
ただ江戸時代には武士同士の鞘が当たった程度で斬り合いに発展することもあったらしいから、意外と史実に忠実な設定の世界観なのかも。

で、このひ弱な少年、斬は、恐れるあまり目をつぶりながら剣を適当に振り回します。

そしてその一撃が不良少年に直撃して、不良少年はまっぷたつに…かと思いきや、天高く吹き飛ばされるのでした。

そう、斬の持つ刀は研無刀といって、あえて斬れないように研ぐことで、硬度と重量を増加させ、切れ味を捨てて、破壊を目的とした刀だったのです。ということが不良少年Bのコマを埋め尽くさんばかりの説明ゼリフで語られます。

出典:斬1巻より

どうやら元々は普通の真剣を持たせるはずだったみたいですが、主人公が真剣で人を斬りまくるっていうのはジャンプ的にもまずいと思ったのか、土壇場て変更されたみたいですよ。あとがきに書いていました。

ヒロイン登場

ところ変わって、斬の通う学校にて、本作のヒロインの登場です。
斬曰く、見たこともないレベルで可愛いというヒロインの月島さんなのですが、それがこちらです。

出典:斬1巻より

残念ながら見たこともないレベルの美少女の表現に作者の画力が追いついてねえ..

 

そんな他のクラスメイトからもアイドル並みと称される美少女(笑)の月島さんなのですが、彼女も刀を持っているのです。剣の腕もそれなりのようで、転校してきたばかりでイジメられがちな斬を守ってあげると宣言します。

そして情けなさからか屋上で一人涙する斬…

そこで斬の目標が吐露されるのですが斬は 剣豪であった亡き父の背中を追い、父のように強くなることが目的 のようです。

最強の剣豪であった父の死因など気になるところですが、この伏線が回収されることはありません。

主人公の覚醒

そうこうしているうちに、月島さんに斬をイジメていた男から果たし状が届き、その男と真剣勝負が開始されるのですが、突如月島さんの彼氏を名乗る狂人が横入りしてきて男を瞬殺し、月島さんをも葬り去ろうとします。

ここで斬の登場!ヒロインのピンチに勇気をふるい現れるのです。

あとはジャンプの主人公のテンプレにならい、突如覚醒状態に入って勝利を納めるのでした。

はい、ここまでが第一話です。

世界観の説明から、ヒロイン登場、そしてヒロインの危機、そしてそして主人公の覚醒まで描いてて第一話としてはお手本みたいな流れなのでは?

 

打ち切り理由

全員が帯刀しているという世界観はぶっ飛んでいて好きなんですが、最後まで読んで残念だと感じた点が3つあります。

  • 画力がアレ
  • 王道すぎる
  • 謎理論が多い

というところです。1つずつ説明しますね。

画力がアレ

1つ目、画力がアレについては、改めて月島さんのビジュアルを見てもわかるように美少女を称するにはあまりに画力が追い付いていないということです。

ギャグ漫画ならこのくらいの画力でも逆に面白いくらいのレベルかもしれませんが、本格バトル漫画でこの画力はちょっと…というのが正直な感想ですね。戦闘描写もとてもわかりずらいです

王道すぎる

これについては、話の流れが本当にテンプレ通りなんですよ。

一話以降の展開ですが、ライバルの出現、敵勢力によるヒロイン拉致、からのヒロイン救出編という金太郎飴方式のテンプレ展開です。

また主人公の勝利パターンが主人公のピンチからの覚醒による逆転勝利一辺倒なのも読んでいて少し飽きてしまうところでした。

謎理論が多い

これは、例えば主人公の武器である研無刀なのですが、切れ味を無くすと、破壊力が上がるという謎理論からして納得できないんですよね。

後に、切れ味に特化しすぎて硬度が低く、刀で相手の攻撃を受けると折れてしまう、という鋭斬刀という刀が出てくるのですが、攻撃を受けると壊れてしまうくらいの強度なのになぜかコンクリはスパスパと斬れるんですよね。

あと理論の破綻という意味では、異常なまでのパワーインフレも挙げられると思います。

序盤では、主人公の研無刀でコンクリの一部が欠けるくらいで驚くべき強さであることを表現していたのにその8話後にはコンクリをスパスパ斬り始めますからね。

いやいやもちろん突っ込みすぎるのは野暮だと思うんですけどね。我々読者は上手に騙してほしいわけですよ。

と、矢継ぎ早に話しましたが、このあたりが打ち切りになった要因かなあと個人的には思っています。

最後は?

ヒロイン奪還編の最後、ラスボスとの真剣勝負で幕を閉じます。

「突撃系の居合い」という謎技を持つラスボスに対し、覚醒という勝ちパターンに入って、双龍閃・雷みたいな技で勝利する斬。ただこの真剣勝負で致命傷を負ってしまいます。

しかしその一ヶ月後…そこには元気な姿の斬が!!

これからも本物の武士になるために頑張る!というオレタタエンドで終わらせるところも王道からぶれずに好印象ですね。

というか登場するキャラクターそれぞれが自身の武士道みたいなものを語ったりするのですが、人の真剣勝負の最中に後ろから斬りつけるやつがいたり、俺は忍者だ、とか言い出すやつがいたりで、この世界での「武士」とは一体なんなのだ…と考えさせられました。

まとめ

はい、このように色々と酷評してしまいましたが、何回か読んでみると月島さんの頭身は何だか可愛く見えてきたりするのでそこはグッドです。

女性キャラクターが極端に少ない作品ですが、歴史的には存在しなかった女性の武士の心情とか扱われていったら面白かったかなあ、とも思ったり。

 

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