漫画レビュー「対ありでした。」

みなさんこんにちは、波動拳のまんちゃんだよ。

本日も元気に最近推してる百合格ゲー漫画をご紹介するよ。

はい、本日紹介する推し漫画は「対ありでした!」になります。

江島絵里先生により、月刊コミックフラッパーで連載中の漫画となります。

まずこの表紙に目を魅かれたのと、「対ありでした!」という謎タイトルも気になりポチったのですが、まあこれが名百合格ゲー漫画なのですよ

百合格ゲーなんてジャンルねえだろ。

はい、私が勝手につけました。

元々百合漫画は私の守備範囲外なので青い花ときらら系を少々と嗜む程度しか読んでいないのですが、この百合漫画は面白かった!というわけであらすじからご紹介していきましょう。

舞台はとある女子校・黒美女子学院。そこに特待生枠で外部より編入してきたのが主人公の深月綾。

彼女は「お嬢様に憧れて」黒美女子に編入してきたのですが、周りの超お嬢様たちとのギャップや、毎日食堂で出てくるインスタ映え感バッキバキのランチに精神をゴリゴリ削られています。

ある日の昼食時も、他のお嬢様から普段家庭でどんなものを食べているの?と聞かれた際に「うまかっちゃん」と答えてしまい精神を自ら削る始末。

そして、そんな失敗を校舎の隅で嘆いていたところ、普段人の少ない特別教室棟のある教室からパチパチ・カリカリと音がしてくるのでした。

わかった。

その音は人を食う音だ。

百合漫画に見せかけた、カニバリズムスプラッター漫画なんだな。

まんちゃんそういうの好きだよなー!

全然違いますし、好きじゃないです。

その教室の戸を開けると、そこには思わず息を呑むほどの気品・オーラを放つ美少女がいて、モニターの一点を見つめているのです。

その美少女の名は、白百合。

綾と同じく外部性ながらも、その美しさから他のお嬢様から一目置かれる存在です。

しかし、白百合にには秘密があります。その秘密の行為を人の出入りの少ないこの教室でしていたのでした。

わかった!

秘密の行為ってピーーーでピーーーでピーーーでしょ!

さすが百合漫画!

アール指定つくわ!

違います。その秘密の行為こそ「格ゲー」なのです。

先ほど教室から漏れ聞こえていた音は、アケコンをいじる音だったのです。

そして普段は気品溢れる所作でお嬢様を魅了する彼女が、大股開きで勝利宣言するのですよ。

その行為を覗き見てしまった綾は、白百合より決して口外しないようにと涙目で釘を刺されるのですが、それ以降、白百合に付きまとわれることとなるのです。

実は綾にも秘密があり、白百合はその秘密に気づいていたからです。

その秘密とは、綾も格ゲーマーだということです!

というわけで、揃った二人の美少女格ゲーマー。

白百合に押し切られ強引に対戦することとなる綾だが、二人が対戦で得るものは勝利か?それともーー?!

という漫画になっております。

まあよくある格ゲー百合漫画って感じだね。

あんまりないわ!たぶん!

美少女に格ゲーをやらせるなんて私の観測上は「ハイスコアガール」しか知らないです。

そしてハイスコアガールでは男女の友情から恋愛を描いていましたが、本作「対ありでした!」は美少女同士の愛を描く!のか?!

本作の特筆すべき点は、それはもう美少女と格ゲーを組み合わせたことでしょう。

まず、このギャップが良いです。

美少女がモニターの前で額に汗しながら瞬きの刹那に勝敗の決まってしまいそうな、格闘ゲームというジャンルに取り組んでいるのが良いじゃないですか!

対戦相手に勝利した際に、椅子に片足をかけ、おいおいどーした糞野郎!と煽る様は最高ですね。

そして格ゲーって、何だか説得力があるんですよ。

綾は小学生の頃から夢中で格ゲーをしていました。

しかし、周りの友人たちが部活などの他の楽しいことを見つけていき、自分だけが取り残され、一人ネット対戦で勝利を重ねるだけの作業をつまらないと感じてしまうのです。

そして、格ゲーから離れ、心機一転、新たに「夢中になれるものを探そう」と黒美女子へ来たのだと白百合に話します。だから格ゲーをやめたのだ、と。

しかしその綾の独白に対し、白百合は「まぁなんかよくわかんないですけど、対戦しよう」

と言うのです。

その誘いに「なんで?」と綾が問いかけるのですが、「対戦したいからに決まってるでしょ!」と返すのです。

この白百合の動機である「対戦したいから!」の一言だけで妙に納得できるんですよね。

格ゲーってやったことある人なら誰でも理由なく対戦したくなるものなんですよ。

それは私も経験あります。

そういう意味で、白百合と綾をつなぎ合わせる理由が「格ゲー:というのが説得力あるなと読んでて思いました。

あと、百合とも相性が良いんですよ、格ゲーって。

格ゲーって一対一で行うものじゃないですか?

そこは誰にも邪魔されない、対戦者同士、二人だけの空間、絶対領域なんですよ。

これって尊くないですか?

もともと私ってゆるい感じのきらら系の百合漫画とか得意じゃなかったんですよ。

無条件でそれぞれのキャラクターが好き合っていて、お互いの心の内も知り尽くしているような感じがして、そこが現実感ないなあと。

しかし!本作においては、格ゲーという極めて密な空間で、相手の放つ攻撃の一つ一つから感情や心の内をゼロから少しずつ理解していくのです。

その行程こそ、百合であり、百合なのです。

とまあ、熱く語りましたが、このように格ゲーと美少女と百合という組み合わせが革新的だった漫画です。

 

なお、お嬢様学校における陰湿なイジメ描写なども一巻時点ではなく、コミカルに描かれているのもよし。

なにより、絵が可愛い。

あと一巻で一つの展開が終わっているのが良い。

最後白百合が笑顔で「〇〇」と言うシーンを読んで、あ、この漫画終わりまで読み続けるな、と思いました。

今もっとも推せる格ゲー百合漫画と言えるでしょう。

以上になります。

 

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